【剣盾S4シングル】邀撃バンギバナガア【最終101位/142位】
コンセプト
・アシレーヌを使いたい
・バンギラス+草・毒+鋼・飛の並びの確立
・受けを重視しつつ攻める
@食べ残し 慎重 砂起こし
実数値:205ー154ー130ー×ー165ー86
努力値:H236 D236 S36
岩石封じ/噛み砕く/ステルスロック/守る
調整
D:11n
S:アシレーヌと同速
シーズン2に試していたHD残飯守るバンギラスです。HDに厚くすることでトゲキッスやヒートロトムへの後出しを安定させることが可能で、またたまにマッチングするペリカジの雨パに対しても天候合戦を仕掛けることができます。チョッキにはない利点は補助技を使えることと回復ソースの確保できることです。
技は裏にいる中速の積みポケモンをサポート兼起点回避の岩石封じ、鬼火を入れられてもHBドラパの身代わりを割れる噛み砕く、ダメージレースを優位に進めるためのステルスロック。守る採用は珍しいですがダイマックス択の緩和、飛び膝透かし、砂ターン調整など技一つで立ち回りの幅を大きく広げられます。ダイマックスターンを枯らしに行くことも多くキョダイラプラスの対処もほぼ一任させていました。
バンギラスの使用率は落ちているらしいですが、それを感じさせない活躍を見せてくれました。
@命の珠 陽気 砂搔き
実数値:185ー187ー80ー×ー86ー154
努力値:A252 D4 S252
地震/アイアンヘッド/岩雪崩/剣の舞
前期に引き続いて球ドリュウズです。パーティ単位でアーマーガアやナットレイが重いのでホルードの採用も考えましたが、砂掻きによる縛り性能の高さを評価しました。
技はタイプ一致の打点として地震とアイアンヘッド、ダイロック用の岩雪崩、抜き性能を上げる剣の舞です。ロックブラストは環境にバタフリーやオニゴーリがほぼいなく、岩石封じはダイロックの火力が下がってしまうので不採用です。
役割はパッチラゴンとフェアリー潰しがメインですが一応バンドリ展開で動かすこともできます。どうしようもない状況を剣舞さえ積めればひっくり返せることも多いので頼もしかったです。しかしバンドリの並びが誘ってしまう相手を無理やり突破するのは安定性に欠けるので、ここは今後の課題です。
ドラパルト
@気合いの襷 臆病 すり抜け
実数値:188ー×ー118ー125ー96ー191
努力値:H196 B180 C36 D4 S92
流星群/祟り目/火炎放射/鬼火
調整
B:無振りナットレイのジャイロボールを90.3%で2耐え
C:167-111サザンを流星群で確定1
S:+1準速75族抜き
耐久調整を施したHBSドラパルトです。耐久振りと襷はアンチシナジーではありますが初手サザン対面が流星群安定になったり、ガアーアイアント対面時にダイサンダーかダイスチルかの択を回避したりすることができます。しかし環境からサザンやアイアントが消えていたのでダルマ対策のヤチェなどもアリだったかもしれません。
技はドラゴンへの遂行速度を上げる流星群、鬼火と合わせて高火力を出すための祟り目、炎四倍勢の処理に火炎放射、物理アタッカーをごまかす鬼火で完結しています。竜の波動は非ダイマ時の火力が不足し、大文字はH252ナットレイに対しダイ火炎放射でも高乱数1発をとれるので採用を見送りました。
無難に強かったのですが、持ち物を有効に活用できていなかったので誰かいい持ち物を考えてください。
アーマーガア
@オボンの実 腕白 ミラーアーマー
実数値:205ー107ー172ー×ー105ー88
努力値:H252 B252 S4
ドリル嘴/ボディプレス/鉄壁/羽休め
この構築唯一の物理受けなのでHBに振り切りました。技はギャラドスへの遂行速度を速めるためにドリル嘴、カビゴン・ホルードへの打点となるボディプレス、物理偏重の選出を詰ませる鉄壁、体力管理の羽休めを採用しました。今回はフェアリーへ役割を持たせる必要がないのでアイアンヘッドは切っています。オボンを持たせることでギャラドスやミミッキュへの受け出しを安定させています。ゴツメが欲しくなることも多々ありましたが、アーマーガアを失った瞬間物理アタッカーが苦しくなるのでオボンのほうが優先だと思います。あとアーマーガアミラーになった際に同速勝負が多発したのでSの努力値を他に回したほうが強いと思います、多分。
@黒いヘドロ 穏やか 葉緑素
実数値:187ー×ー113ー121ー154ー103
努力値:H252 B76 C4 D156 S20
ギガドレイン/ヘドロ爆弾/大地の力/宿り木の種
調整
D:11n
S:無振り81族+2
このフシギバナの役割はバンギラスで受けきれない特殊水・草・妖を受けることです。HDに厚くしなくとも受けることは可能ですが、瞑想や悪巧みを詰まれた瞬間に厳しくなるのでHDベースが無難だと思います。
技はタイプ一致で回復も行えるギガドレイン、毒を狙えるヘドロ爆弾、ナットレイやドリュウズへの打点となる大地の力、体力管理と削りを同時にできる宿り木の種です。光合成はバンギラスの砂起こしとシナジーがない、毒毒は鋼タイプに引かれることが多く腐りやすい、眠り粉は外した時のディスアドがでかいわりに命中率が低いことを理由に不採用となりました。
当初は耐久と素早さラインを同じにした鈍いもちの物理フシギバナを使っていました。アシレナットの並びが流行ると思っての採用でしたが、鉄壁ナットレイの増加とバンギラスの岩石封じや相手のダイバーンとダイアシッドを合わせることで、限定的に抜きエースになれる点を評価して現在の特殊型にしました。しかし最終日にアシレナットの並びに何回か苦しめられたので、物理型に戻すのも一考かもしれません。
草タイプはダイジェット環境だから厳しいという意見もありますが正直どうとでもなるので、もっと研究が進むべきだと思います。
@ラムの実 控えめ 激流
実数値:175ー84ー109ー187ー137ー86
努力値:H156 B116 C188 D4 S44
泡沫のアリア/ムーンフォース/アクアジェット/瞑想
調整
H:16n-1
B:鉢巻ダルマの地震15/16耐え
C:+1ムーンフォースで201-152ブラッキー14/16の高乱1
S:無振り65族抜き
この構築の組始めです。水・妖は受け攻めともに優秀なので入れ得だと思っていました。ラムを持たせることでドリュウズが誘うカバルドンやブラッキーを起点にでき、欠伸を入れられてもダイマックスせずに切り返すことができます。
技は身代わりを貫通できる泡沫のアリア、安定打点のムーンフォース、相手を崩すための瞑想、襷持ちを潰すアクアジェットです。個人的にアシレーヌの技範囲は水+妖で完結していて残りは自由枠だと考えているのでエナジーボールなど採用していません。
対面性能が高い反面受けだし回数が限られるので、単体としては強いがこの構築には少し合わなかった印象です。レヒレ感覚で使うと大分脆く感じます。神秘の雫を持たせるとアリア+アクジェでヒヒダルマが飛ぶのでそっちのほうがよかったかも。
基本選出
下記のきついポケモンがいない限りこの選出を通します。バナバンギの並びですべてのロトム、ラプラスを見れるのが強みです。
きついポケモン
・アーマーガアで受けられない物理アタッカー
・アーマーガアで突破が難しい物理受け
アーマーガア、ナットレイなど
反省
・バンドリで誘う相手の処理ルートが少ない
・水枠を物理受け特化にする
・バンギバナガアの感触自体は上々
後書き
二桁順位に上がった段階で止めてしまった結果最終二桁になれなかったのが非常に悔しいです。勝率自体はそこそこよかったので神速シングルの考察や麻雀にはまらなければ最終日までにもう少し順位を上げられたかなと思います。来シーズンこそ二桁順位になりたいですね。