【剣盾シングルs18】炯々グッドスタッフ【最終39位/最終R2059】
コンセプト
・レントラーは一番上
・受け攻めスイッチ
・可能な限り命中安定技で固める
・ダイマックスを構築段階で想定しない
構築過程
1.相棒であるレントラーは確定
3.両者が相手しづらい両ウーラオス、カバ、ドラン、ドラパに強く出られるレヒレ、レントラーが長期サイクルを回さないことを考えて持ち物は眼鏡
4.ここまで電気の一貫が切れておらず、物理エースが欲しかったので珠砂掻きドリュウズ
5.草タイプに誰も勝てないと判明したためテッカグヤ、対面ならウーラオスに勝てるゴツメ持ち
6.草タイプに強く、エスバ、レヒレあたりにも強く出られるエースとしてアーゴヨン
7.ドラパとの遭遇率が上がり、コケコランドの並びもちょいちょい見かけるようになったので地面枠をホルードに変更、ドラパを上から縛りたかったのでスカーフ
個別紹介
レントラー@オボンの実 威嚇
腕白252-0-212-0-0-44
ワイボ/馬鹿力/ボルチェン/高速移動
調整
192Gダルマの五里霧中じしんを確定耐え
s↑↑で最速121族+2
今期開発したハイブリッドレントラー。物理クッションとして見るならオボン+ボルチェン、アタッカーとして見るならワイボ+馬鹿力で足りています。後はダイウォールにもなる補助技を入れたい所ですが、一般的に採用される電磁波や吠えるなどは冠環境では正直打つ場面がありません。堪えるや守るは三点交換など立ち回りで補えるし、光の壁や円らな瞳も微妙…とここまで考えたところでどうせ使うなら新しい勝ち筋を見出せる技を採用すべきだと思いました。そこで目をつけたのが高速移動。根性型を使うときに採用していましたが、耐久が足りず積む場面があまりないという欠陥があったので、HBベースと意外と相性がいいのではと思いました。
高速移動を実際に使うことは少ないものの、レントクレセカグヤのような受け回す選出でも、上から縛れる択を持てるのが強いと感じました。今回は受け攻めスイッチがコンセプトでもあったのですが、一匹でスイッチできるのが個人的に面白いと思います。
選出率こそ3割程度なものの勝率自体は最も高く、レントラー使いとしての意地は見せられたと思います。
クレセリア@食べ残し 浮遊
穏やか252-0-0-0-180-76
アシパ/瞑想/身代わり/月の光
調整
特化珠サンダーの特殊140技を残飯込み低乱2
準速61族+2
今期のMVP。選出率が80%近くあり、相手が特別物理に偏っていなければとりあえず選出します。
構想段階ではhdポリ2やラティアスで考えていましたが、怪電波サンダーやポリドヒドを考えるとクレセリアに軍配が上がると思います。特殊受けのはずなのにポリ2のdl空元気を身代わりが耐えたり、エースバーンのppを枯らしにいったりと幅広い立ち回りが可能な点で腐りにくいのが素晴らしい。格差マッチが発生しても基本クレセリアで詰め切れることが多かったので、取りこぼしが少ない点でも優れています。
今期は一撃ウーラオスが体感少なめだったので、来季以降増えたらまた使用感が変わるかも。
アーゴヨン@毒針 ビーストブースト
臆病4-0-4-236-12-252
流星群/ヘドウェ/火炎放射/身代わり
調整
168珠エースバーンの不意打ちを身代わり込み確定耐え
b<d
ミラーや↑準速75族意識で最速
余りc
色々耐久調整してたけど役立った場面が特になかったし、一回無振りGダルマに流星群をミリ耐えされたことがあったためcsベース。身代わりで体力を削ることが多いので、体力管理をしやすくするために持ち物は珠ではなく毒針です。詰め切れる局面以外で流星群を打つのはプレミだと思っている点で、毒針は妙にマッチしたと思います。炎技はカミツルギにダイマを切りたくないので放射にしています。7世代では悪巧み採用が好みでしたが、初手エースバーンやタイプ受けサイクルへの安定択として身代わりを採用してみました。
受け出しできる範囲が限られるのがネックで、選出率や勝率は相対的に低めだったので弄るならここかも。変えるなら意地珠ドラパとかかな…?
図太い236-0-0-204-0-68
波乗り/ムンフォ/トリック/黒い霧
調整
h16n-1
182ウーラオスのインファが低乱2程度
準速61族抜き
余りc
レントラーが誘う地面やドラゴン、クレセリアが誘う悪(特に一撃ウーラオス)やドラパを潰すために採用しました。元々は普通の控え目HCでしたが、スカーフウオノラゴンなどへの受け出しが安定しない点や中耐久のポケモンに対して若干火力が過剰だったので図太いに変更しました。(一回チョッキウーラオスに耐えられたけどまあ)
崩しとしてトリックも添えてありますが、基本波乗りとムンフォだけ使います。黒い霧はトリック後の火力が無さすぎて起点にされやすいので便利です。
鉄壁瞑想、怒り挑発、スカーフなど色々組ませたことはありましたが、眼鏡レヒレは実は初めて使いました。レントラーと組む水タイプには火力が求められている点でマッチしていたと思います。
呑気252-0-212-44-0-0
ヘビボン/エアスラ/宿り木の種/守る
調整
h振り切り
b11n
175-81ウーラオスをゴツメ+エアスラで高乱1
恐らくレントラーとの相性が一番いいポケモン。パーティ全体で一撃ウーラオスが重めなので対面で勝てるようゴツメ+エアスラ。鋼技は天然ピクシー意識のヘビボンです。残り2枠は重いサンダー意識の岩技やゴリラドランを崩せるようにする地震持ちも考えましたが、汎用性重視で宿り木+守るに落ち着きました。
このパーティで唯一命中不安(宿り木)を多用するので、可能な限り宿り木の回数を減らすルートを追うようにしていました。また、持ち物はゴツメで良かったと思っていますが、回復ソースに乏しい分体力管理がシビアになるのが難しいところ。
ホルード@拘りスカーフ 力持ち
陽気0-252-0-0-4-252
地震/馬鹿力/冷凍パンチ/蜻蛉返り
as振り切り
b<d
構築の重い所をいい感じに埋めてくれる補完枠。ドラパやコケコ絡みの並びに強い点で環境に刺さっていたと思います。技はメインウェポンの地震、ナットドラン(風船)やポリ2に刺す馬鹿力、コケコランドの並びを崩すために冷パン、対面操作が可能で便利な蜻蛉返りです。イカサマも欲しくはありますが、環境が特別動かない限り冠環境ではこれが無難だと思います。
コンセプトにダイマックスは非想定と書きましたが、唯一クレセリアを投げづらいパーティでかつポリ2やサンダーがいるパーティには選出画面の時点でホルードにダイマを切ることを前提に考えていました。
相手視点では初手ダイマックスや襷じたばたなどをどの程度ケアしていたのかは気になるところ。
重いやつ
負けん気化身ボルトロス
物理受けが電気弱点と威嚇持ちなので地獄。色々立ち回りを考えたが、個体数が少なく悪戯心の可能性もあることから半ば切った。万が一当たったらレントラーでタイプ受けするのが一番マシかも。
ゴリランダー+ヒードラン
数回当たったが一度も勝っていない。ドランが挑発を持っているとクレセで受けられないのが辛い。レヒレで頑張って崩しに行く。
カイリューが鉢巻であることが多いので、カグヤがゴリ押しされがち。クレセカグヤホルードの並びで択勝負することが多い。
物理の役割集中
Gダルマ、鉢巻ウーラオス、カセキメラなどで選出を固められるとクレセ詰めに持って行きにくいのが辛い。レヒレカグヤを対面寄りに動かしたりレントラーで誤魔化すのがベター。
Gファイヤー
Gファイヤー自体が重いというよりクレセで受けらない特殊エースがいると選出が歪みやすいので若干苦手意識がある。対処自体は楽な方。
後書き
最終2000は半年前、最終2桁に至っては1年前以来達成していなかったことや、初めて瞬間1桁に乗れたこともあり、喜びは一入です。一応冠環境でも竜王戦環境でもレントラー入りで1900には行っていたのですが、記事に書くほどの完成度ではなかったのでようやく筆が取れる完成度になったというのも嬉しいところ。
パーティの総括としては、今の形では勝率が67%と安定して強く、負けたパターンも構築負け1割選出ミス1割詰ミス1割運負け3分くらいだった印象でまだまだ伸び代もあると思っています。
今期はそれ程時間が割けないこともあり1ROM特攻で行きましたが、こっちの方が肌に合ってるかも。来期は最終一週間以外は潜れ無さそうなので、7月でまた2100を目指そうと思います。